forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

2019年18座目 登り納めの日向山

12月も忙しくてなかなか山に行けませんでした。

今年の目標が、毎月2回山に行くこととしていたのですが、それは早々に破れ、ならば最低1回と思っていました。このままでは12月も7月に続いて山無月になってしまいます。それに何とも最近運動不足で、このまま終わっては今年の区切りを付けられないと思いました。

そこで、12月28日の土曜日に登り納めとして日向山に行ってきました。

 

プロローグ

 この日の天気は予報ですとてんくらでB。風も10m超えとなっていました。昼食は、妻の希望で山頂にて豚バラのミルフィーユ鍋&パスタを作ることに。

 

 

コースについて

 

そのため、防寒具は厳冬期に近いものを持って行きました。

コースは、矢立岩の駐車場までの道が狭くて駐車台数も数台程度との情報でしたので、最初から尾白川渓谷駐車場に向かい、そこからのピストンとなります。

    

 

 

装備について

 

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上記は装備したものとなります。ハードシェルやフリース、グローブ、帽子は山頂休憩時に装備しましたが、登下山時には外しています。

 

コース詳細

 

尾白川渓谷駐車場~矢立岩登山口

 

尾白川渓谷駐車場に到着したのは、午前7時30分頃でした。

この駐車場には、舗装の部分と未舗装の部分がありましたが、舗装の部分でもまだ数台の空きがありました。

トイレは水洗で綺麗でしたが、便座にヒーターはありませんでした。売店もトイレと反対側にありましたが、まだ開店していませんでした。

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準備をしているパーティもいくつかあったのですが、みんな冬靴にザイルを背負ってます。

ああ、みなさん黒戸尾根行きなのですね。お気を付けて。

 

駐車場入り口と反対側方向(天皇陛下が甲斐駒に登ったという碑を右手に見ながら)に歩きます。途中に指導標も立っています。

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7:50 駐車場の終わりに登山ポストがあります。コンパスでも届を出していますが、一応紙の計画も投函しました。

また、不動滝方面は通行しないよう、という表示がここから幾度も出てきます。

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7:55 道なりに歩いて行くと分岐があります。左に行くと黒戸尾根だと思われます。私たちは右へ。

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登山道には木に赤いテープが巻かれていて、進む方向を示してくれます。ただ、若干テープの間隔が広いところがあって、そういうところでは立ち止まって確認することが必要でした。

低山のせいか、道っぽいけど登山道ではない道もありましたので。

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落ち葉がたくさんです。その間にパンチパーマのような霜柱が出来ていました。溶けている気配はないので、気温は多分マイナスなんでしょう。

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登山道途中で見かけた不思議な石室。何に使うのでしょうか。入り口からの人の出入りは難しそうです。ちなみに上部には穴が開いています。

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途中、「日向山ハイキングコース」という看板が出てくるのですが、尾白川渓谷駐車場~矢立岩の登山口までの道は、ハイキングコースというには結構ハードではないかと。

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途中、そこそこ幅員のある舗装された林道を一部歩きます。路肩に駐車できそうなくらいの幅員です(ただし、山側に側溝があります。)。

この林道を歩いているとき、ザイルを持ったパーティが座ってましたが、もしかして道間違ったのかな?それとも、破線コースをいくのでしょうか。。?

 

再び山に入り、また林道に出そうになりますが、そこは出ないで赤テープを辿って登ると林道に飛び出します。

飛び出たところが、矢立岩の登山口です。むむ、ここでも幅員が結構あるし、舗装もされています。

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ちょっと下がった方を見ると、「駐車場」の看板もあります。1台も駐まっていない。ここまで車で来ちゃえばよかったな、と思いました。

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矢立岩登山口~雁ヶ原

9:00 矢立岩の登山口から登山道を進みます。少し進むと落ち葉の上に白くて丸い氷の粒が落ちています。前日降ったあられかと思われます。

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進むにつれ、登山道にはないものの、周りは白くなってきました。

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9:30 ふと木を見ると、看板がついています。「10/2」。この登山道の2合目ってことですね。今後、この番号を追って歩いて行くことになります。1合目は気づきませんでした。あったのかなあ?

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日向山は樹林帯をずっと歩くので眺望が全くない、という話だったのですが、冬で落葉したせいか、木々の隙間から山が見えます。これは八ヶ岳ですね。

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進んで行くと今度は甲斐駒ヶ岳もこんなに近くに見えました。

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9:45 3合目に到着。まだ3かよ~って感じです。

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登山道にも雪が残り始めました。傾斜もそこそこあるし、ハイキングのつもりで来た人には厳しそうです。

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雪の上に謎の動物の足跡を発見。キツネかタヌキか。妻との協議の結果、多分ただの犬の足跡。

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10:00 4合目に到着

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ペースがあがらん。

 

 

そろそろ踏ん張るときに足が滑ることが出てきたので、念のためにチェーンスパイクを装着しました。

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10:10 5合目到着

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しかし、こう刻まれると逆にきついときもありますよね。時間はそう経っていないのに、何だかずいぶん歩いたような気がする。スパイク履いてもペースは同じ。

 

 

10:20 6合目到着

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6合までがきつかった気がします。

 

 

しかし、今日は快晴でよかった。

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暑くて汗が流れますが。妻はいい調子らしくて汗もかいてない。

 

 

10:30 7合目到着

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ずいぶん上がってきたらしく、この先は傾斜も緩やかに。

 

 

10:40 8合目到着。

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だいぶ雪が多くなっていてもふもふしています。

 

 

10:50 ほとんど横移動な感じで9合目到着

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この先右に折れてぐぐっと登ると山頂に違いない。

 

 

この道です。行ってしまえばどうってことなくすぐ登りきります。

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登り終えるとT字路になっていて、右に折れると三角点、左に行くと雁ヶ原になります。

 

 

10:55 まずは、三角点に行ってタッチ。

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ここはまさに眺望もなにもありませんが、林に向かって完登のポーズを取り合えずやってみた。

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何かを威嚇しているみたいになってしまいました。

 

 

それでは、今回の目的地である雁ヶ原を目指します。

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そう言えば、ここまで来るのに、ソロ登山者2人が降りてくるのにすれ違っただけでした。人がいない山、日向山。

 

 

11:10 そしてついに雁ヶ原に到着です。白亜のビーチが目前に、、。

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ないじゃん。

白亜のビーチは雪に埋もれていました。これじゃ普通の雪山だ。

 

でも、八ヶ岳はよく見えた。

そうかー、赤岳も横岳ももう厳冬期なんだねえ。今年は雪が少ないって話だったけど。

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山頂の雪は結構深くて、深いところは膝下まで埋まりました。少しだけシュカブラも。

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甲斐駒側の方にも行こうとしたんですが、トレースもないので何かあったら、、と思い、止めました。

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手前からでもよく見えますしね。

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さて、なるべく平らなところで昼食の鍋をセットします。風はほとんどないのですが、めちゃくちゃ寒いので全部着込みました。

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さて、できあがり。うまそー。

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うまかった!

この後残り汁でパスタを茹でて、ホットココアを飲みました。

このミルフィーユ鍋&パスタ。レシピはこちらです。

 

forestline.hatenablog.com

 

しかし、寒かったー。

特に足の指がしびれてきちゃいました。まあ1時間半も山頂で座っていればそうなりますよね。

 

雁ヶ原~尾白川渓谷駐車場

 

12:45 下山開始。見上げると、木にとろろ昆布のようなものがかかっています。どこかで見たな、、、。これはサルオガセという地衣類ですね。風で結構地面にも落ちちゃってました。

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ピィピィ鳴く鳥がいたのでC-AFで撮影したんだけど、ピントが合ってなかったみたいです。

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またもや雪の上に謎の動物の足跡が。妻と協議しましたが結論が出ませんでした。妻はカモシカを主張し、私はウサギかなんかじゃないの?と。

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途中、雪か氷か知りませんが、溶けて土がぬるぬるになっている場所があり、そこで転んじゃって右膝をひねってしまいました。

その後は、転倒の恐怖と再発した右膝の痛みでずいぶんゆっくりになってしまいましたが、15時に下山しました。

なお、下山時に1合目もちゃんと確認しました。

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下山後、「おじろ」でバッヂを購入。妻がおばちゃんに、つきたての餅と「尾白の湯」の割引券をもらいました。ありがたく、この後、尾白の湯に行ってきました。いい温泉でした。この日は空いてたし。

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エピローグ

というわけで、今年の山も登り納めをすることができました。膝の痛みも通常運転程度で、段差の上り下り以外は影響がなく、今までと同様、山に登る頻度を上げれば治ると思われます。

ちょっと舐めてた日向山でしたが、歩いてみれば延長9km、累積標高差960mとそこそこの山でした。最近、石割山とかパノラマ台とか、軽い山が続いていたのに加え、運動不足が合わさってちょっときつかったのだと思われます。

来年の目標はどうするかな。

今年、18回登ったんで、来年は20回登るのを目標にしようかな。