forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

2020年1座目 竜ヶ岳

新年初の登山は、ダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳です。

いつもの職場の仲間KさんとHさんの3人で行ってきました。

 

 

 

エピローグ

 

去年の初登山は石割山でした。

その後、竜ヶ岳に登り、この山の広い山頂が気に入っていました。家からの距離もあまり変わらない身近な山です。

1月なので雪があるはず。雪山の慣らしとしても都合のいい山行になるはず、だったのですが、、。

 

 

コースについて

 

キャンプ場の手前にある登山者用駐車場に車を駐め、キャンプ場内を歩きます。そのまま登山口から登り始めます。

帰りは、湖畔コースを通る周回ルートで行くことにしました。

前回登ったときも登りは道が悪くてぐちゃぐちゃでした。帰りもこのコースを下るのは滑って泥だらけになりそう。ただ、稜線に出てからは富士山がずっと見える気持のいいコースです。

山頂近くになると美しい木々の霧氷が見られます。

一方湖畔コースは、富士山はほとんど見えませんが樹林帯を歩くコースです。距離は長めで傾斜は緩め。北側に位置するので雪が残りやすいです。 

 

 

 

 装備について

 

装備は、冬期低山用ということで、以下のとおり。

  • 長袖のメッシュスキン
  • ファイントラックのドラウトフォース
  • 速乾性Tシャツ(行者小屋のカモシー)
  • モンベルの3in1フォールラインパーカー
  • ミレーのティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツ
  • マムートの帽子
  • マムートのシェルターマーズグローブ。
  • チェーンスパイク

その他に予備として、バラクラバとウールの手袋、メリノウールのシャツ、レインウェア上下(モンベルのストームクルーザー)を持って行きました。

昼はカップ麺ということにしていたので、JETBOIL。交換用のガス缶も持って行きました。

行動食はアミノバイタルのゼリースーパースポーツとスーパーヴァームのゼリー、チョコスティックのパン。

水分は料理用を含めて山専ボトル(900cc)に熱湯とペットボトル500cc2本です。

カメラはOLYMPUSのE-M1MarkⅡにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROのみ。ザックにピークデザインのキャプチャープロを介して取り付けています。

行動中、ペットボトルはカリマーのトレックキャリーヒップベルトポーチに入れ、パーゴワークスのフォーカスに行動食などを入れています。

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 登山開始

 

 駐車場に着いたのが8時過ぎでした。道中凍結積雪一切なし。朝霧高原付近でダイヤモンド富士を見ることができました。

駐車場には思ったより車が停まっていましたが、ここの駐車場はだだっ広いのでまだまだ駐められる状況でした。みんな山頂でダイヤモンド富士を見てたんでしょうね。

 

準備が出来たので私らも出発しましょう。

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 キャンプ場の中を歩いて行きます。さすがにキャンプしている人は少ないなあ。最後のトイレもキャンプ場の中にあります。トイレ内はヒーターが焚かれていて暖かいです。綺麗ですし。お勧め。

 

道なりに歩いて行き、舗装道路を越えて、さあ登山口です。

あれ、ぬいぐるみが。聞くとアルパカだそうです。前に来たときはなかったよなあ、、。

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 竜ヶ岳の登山道は登り始めの1時間が一番傾斜がきつく、樹林帯のため暑いです。それを登りきれば広場があります。途中、暑くて汗が噴き出してきましたが、この広場で脱ごうと無駄に頑張ってしまいました。

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 この広場から富士山が見えます。ベンチもあるんですが1つだけで、他の人が使っていました。

ここまで薄着で来て、ここから風が当たり始めるので薄手のウィンドブレーカーを1枚着る、というのが正しい選択かもしれません。

 

 

展望広場

 

広場から先は傾斜も緩やかになり、さくさく歩けます。20分ほど歩くと展望広場に着きます。ここはトタンの屋根が着いた東屋があります。 

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富士山もよく見えます。午前中なので富士山に陽の光が当たっておらず、逆行気味ですね。

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 ちなみにこの東屋の裏に石仏があります。

 

この先、笹が生えている傾斜の緩い道を登って行きます。足元はぬかるんでおり、泥が靴底にへばりつき、靴が重く感じます。今回雪はありませんでした。

 

40分ほど歩くと湖畔コースとの分岐に到着します。この辺りからほぼ水平移動で山頂になります。

この辺りに来ると先に木々が見え、霧氷になっていて大変美しい光景が見えるはずなのですが、今回は、、、

 

 

少なめですが、見えました。まだ残っていてくれた、、、!

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 風がとても強く、後を歩くメンバーの声も聞きづらいほどです。

でも、風で霧氷が飛ばされてキラキラ輝いて綺麗でした。

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飛行機雲と霧氷のアップを撮ったのですが、風がひっきりなしに吹いていて、シャッター速度を上げても被写体ブレします。

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山頂

 

分岐からほぼ水平移動で10分ほど歩くと山頂に到着です。

やっぱりここからの富士山の方が石割山からより大きいなあ。

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 山頂にも雪は全くありませんでした。

 

 

雲が切れるとこんなに立派に見ることができます。 

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 強風の中でも山頂には多くのパーティが休んでいます。3~4脚のテーブルがあるのですが、全部使用中でした。

バタバタするブルーシートを必死になって地面に敷き、ザックを重しにして座り、お湯を沸かします。

その間、山専ボトルのお湯を使ってミルクティーを飲みました。暖かくて美味しい。

お湯が沸いたらカップ麺にお湯を注ぎ、速攻食べ終わりました。やっぱり寒いから冷めるのも早いです。

 

 ふと見ると、布を体にぐるぐる巻きにした女性がいます。こんなところで何かのコスプレか?と思ってみていたら、その布を取ると中にはウェディングドレスを来ていました。そしてタキシードの男性と風船を持ってビデオを撮っていたようです。

結婚式用に撮影しているんでしょうか。こんなに風が強くて寒い中薄着のドレスでの撮影で気の毒に思いましたが、本人らは楽しげでしたので、それもまたいいんでしょうね。

 

 

下山

 

さて、私らは下山するとしましょう。さよなら、竜ヶ岳。きっとまたくるよ。

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下山は滑って転倒しないよう気をつけながら行きます。山頂付近は泥が凍りついて、でこぼこ道になっています。脇には霜柱も。

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 霜柱を踏むのが私は好きです。

 

 

 分岐まで来ました。帰りは左に行きます。富士山はほぼ見られなくなります。

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こちらの下山路、雪はなかったのですが、凍結路となっていました。凍結路は雪より始末が悪いです。

危ないので途中からチェーンスパイクを装備しました。

その結果、その後は快適に降りられました。やっぱり冬期は低山でもチェーンスパイクはお守りに持参すべきですよね。

 

今回の下りでは、3人でぺちゃくちゃしゃべりながら降りてきたので、非常にゆっくりでした。写真もほとんど撮らなかったし。

凍結がなくなってチェーンスパイクを外した後も、最近の仕事のことなどの話もしたりして、のんびり樹林帯を歩きました。こういうまったり感がとても心地いい。

 

その後滑って転倒しましたが、、。

 

 

道なりに歩いて行くと、だんだん近くにスポーツ施設や舗装路が見え始めます。

するとT字路に出ます。左に道がありますが、右にも行けそうです。指導標には、「竜ヶ岳」の方向しか書いてありません。

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ここは左折するのが正解のようです。

 

左折するとミズナラの巨木があります。

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 ほら、そう書いてある。

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舗装路に出る手前の林道を右折します。道なりに歩いて行くと、アルパカのいた登山口に出ることが出来ます。(一箇所左折したかな?)

 

 

駐車場に戻ってきました。何だか夕暮れみたいですが、まだ14時過ぎです。

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 駐車場に着いても寒かったので、本栖湖見物は止めて、私お勧めの道の駅朝霧高原朝霧高原牛乳ソフトを食べに行きました。

相変わらず美味しい。個人的にはまかいの牧場ソフトよりも好きかな。

というわけで、無事に本年1座目の登山を終えることができました。家から近い山なので、明るいうちに帰宅できたのがいいね!

 

 

エピローグ

 

朝登山口に向かう途中、キャンプ場のトイレに入りました。

この時はほとんど無風。ときたまそよ風が一瞬吹く程度でした。

トイレの前にある木に、黒いネックウォーマーがぶら下げられていたんですが、それが揺れているんです。

単に揺れているくらいじゃ、何てこともないんですけど、ずっと揺れてるんですよね。風もないのに。しかも大きく。近づいてみたんですが、近づくと更に大きく揺れているようにも思えました。

何だろうねえ、不思議だなあ、と思いつつその場を後にしました。

帰りにもこのトイレに寄ったのですが、ネックウォーマーはもうありませんでした。

その動画がこちらです。

 

 

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