forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

芝生と木階段と伊豆らしい風景だった達磨山ハイキング

月の3連休。日頃の仕事疲れもあり初日をだらだらすごし、2日目には山に行こうかと思っていたのですが、よさげなところが何となく思い浮かばず、どーしよーかなー、と考えていました。もう少しで怠惰な3日間を過ごしてしまうところだったのですが、近くの達磨山付近を伸びる「伊豆山稜線歩道」という意味が、とても道も良く、楽に歩けて景色もいいらしい、という情報を得て、のんびりだらだらあるけるならいいなあ、と行ってきました。

が、世の中そんなに甘くなかったと知ることになろうとは。

 

 

 本日のルート

だるま山高原レストハウスから金冠山を経て達磨山に向かい、レストハウスへ戻る、というコースです。

 

だるま山高原レストハウスから金冠山へ

だるま山高原レストハウスは、従来から何度も利用したことのあるお馴染みのドライブインです。ここでは修善寺名物の黒米ソフトが有名ですが、ソフトの黒米の粉をまぶしてあるだけです。

ここに車を停めて登山というかハイキングに行く人がいるとは思ったことがなかったので、まさか自分がそんな奇特な人になろうとは思ってもみませんでした。

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レストハウスで登山靴を履いていると、膝に激痛が走り悶死しそうでしたが、いつしか痛みも引き、出発です。既に11時。まあ、のんびりハイキングだからいいか。

しかし、レストハウスから登山道への道が分からず、のっけから嫁さんとあっちだこっちだと言い合いながら右往左往しました。ちょっとだけ車道に出てすぐ脇道に入るってことが分かり一安心。

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山道っぽい木階段を上がると、広い芝生の公園のような場所に出て、登山ではなく楽ちんハイキング気分に浸ることができます。そこからは、ずっと広い芝生の道を歩くことになります。両脇には木が茂っていて左右の眺望はありませんが、芝生の道をほんとに楽ちん。多少のアップダウンはありますが。

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あまりにも芝生の道なので、ゴルフ場に迷い込んでいるんじゃないか?と真面目に心配するほどです。

 

風もなく芝生の道を歩いて行くと、前方に電波塔のある山が見えてきます。

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これが金冠山になります。

これを「近くに見えます」という人もいるようですが、だらだら気分の僕には、「とても遠くに」見えました。

 

芝生の道が細いアスファルトの道で遮られている場所に出ました。。

ここを左に行けば達磨山、まっすぐ行けば金冠山になります。

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芝生がずっと続くと思っていたら、すぐに木階段に。

結構急な木階段でした。

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途中何やら綺麗な花もまだ咲いています。

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苦悶するほどじゃなかったですが、それなりに階段の急登が続き、また芝生道になりました。突き当たりのあそこが頂上のようです。

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頂上に出ました。誰もいませんね。

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眺望は良かったです。富士山があると絵になるものですよね。

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816mの山頂ですが、結構高く感じます。

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おうし、後はきっとだらだらの芝生道かなー、と信じ込んでいる僕は軽快に来た道を戻っていきます。

アスファルトの分岐を右折して達磨山に向かいましょう。

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すぐに戸田峠の駐車場が見えてきます。立派な駐車場なのにトイレがないです。

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ここからアスファルトの道を下っていきます。「帰りここを登るのはしんどそうだなあ」と弱音を吐いてみます。

 

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道路に出ました。正面に駐車場が見えます、がさっきみたのとは違う駐車場だと思います。

引き続きの登山道は、この駐車場の脇から入ります。この駐車場にもトイレがないですね。ダメだな静岡県

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登るとすぐに再び芝生道が現れます。

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イイネ、この感じ。だらだらハイキングできそうです。

 

と思っていたら、芝生道は終わってしまいがっかりです。

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また、木階段が見えてきました。

 

すぐ終わるかと思ったらなかなか木階段が終わりません。

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太ももに乳酸が溜まってきた頃合いに、やっと平坦になります。周りには多分、ビャクシンの木が生えています。そしてまた芝生道。

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ふー疲れたな。思ったよりだらだらできない。

芝生道のところでは、僕のダイビングのホームである大瀬崎がよく見えます。が、風が強い。

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 そして再び木階段が登場します。これが長かった。この辺の木階段になると、木のステップよりも踏面の方がかなり低い段があったりして登りにくい。

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ようやく階段を登り切ると、小達磨山の山頂らしいところに着きました。ただの峠チックで眺望は全くありません。休むスペースすらない。

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 ここから今度は下りの木階段になりますが、それほど長くない。そして芝生道に出て視界が広がると達磨山が見えてきます。うっ、あそこまで登るのか。

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ちょっとだけ道路(多分西伊豆スカイライン)に出て、達磨山への登山道に入ります。

しかし、風がめちゃくちゃ強い。暴風といってもいいクラスです。まともに当たるところでは止まっていられない。

あんまり強いので風速を測ってみます。

 

うは。33.2mだって。本当はもっと強い瞬間があり、その時は一瞬50m超えてました。正確は分かりませんが。

 

 

 

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道路から山頂まで全部木階段の直登です。何と安易な。。

 

一度コルを経て更に直登。景色はいいんだけど、木階段疲れるし、風が。。

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太ももの乳酸すら忘れてしまうほどの西風を受けながらやっと山頂へ。

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なんと、一等三角点がある。恒例の三角点タッチ。

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何だか疲れたけど、出発から1時間半少々しか経ってない。昼も近くなったので食事にしたいけど、風が強くて食事を作れそうもありません。

ということでさっさと下山。来た道を戻ることにします。

行きとは違い帰り道の早いこと。すんすん歩いてこられました。

 

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途中、人が来ないだろうと予想して、木階段の途中に座り込み、コンビニおにぎりとサンドイッチを食す。

 

金冠山との分岐を更に出発点方面に進んだ広い芝生道は、風も当たらず食事が作れそうです。ま。カップヌードルとインスタントの袋麺なんですけどね。

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40分ほど気持のいい芝生に座って食事を作り、ゆっくりしてから出発します。ゴールは目前ですしね。

 

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15時過ぎに駐車場に到着。ゴールです。

今日はのんびりだらだらハイクのはずだったんですが、木階段と西風の暴風にやられて意外と疲れました。とは言え、なかなか面白かったのも事実で、近くにいいハイキングコースがあるって分かっただけでも収穫でした。本当ならできれば縦走した方がもっと面白いだろうな。

そう言えば出発前に激痛のあったひざも、痛かったのはその時だけでハイク中は何ともなく。どうなっているんでしょうね。