2020年2座目 再び竜ヶ岳
1月18日、再び竜ヶ岳に行ってきました。
今度は妻と2人登山です。
この前週にも行っているのですが、その時登った印象として、周辺の低山で気軽に登れる石割山、パノラマ台、竜ヶ岳の中でも、ちょうどいい感じで登れると感じました。帰りの湖畔ルートも人が少なくてゆっくり降りられていい感じです。
エピローグ
1月17日は雨で富士五湖地方は雪が降ったようです。18日、山頂でダイヤモンド富士を見る時間なら4時には登り始めないといけない計算です、雪が残っていて天候的にちょっと無理そうです。
結局、中途半端に6時頃現地に到着しました。辺りはまだ真っ暗で雪が降っていました。
いつもの駐車場に車を入れようとしましたが、キャンプ場が1月16日から冬季閉鎖期間に入ってしまったようで、開くのは3月20日だそうです。
キャンプ場が閉鎖中ということになると、湖畔の駐車場に車を入れて歩いて戻ってこないといけなくなりました。
コースについて
コースはいつものとおり周回です。今日は雪が降っているから、富士山は見えないだろうけど、その分帰りの湖畔コースは歩きやすいんじゃないかな、との予想でした。
出発地点が湖畔の駐車場ということで、いつもより距離が若干長い行程になりました。
装備
実際に着装した装備は、積雪時の低山用ということで以下のとおり。
- 長袖のメッシュスキン
- ファイントラックのドラウトフォース
- 速乾性Tシャツ
- ファイントラックのフロウフラップフーディ
- ミレーのティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツ
- マムートのサブライブビーニー
- 防寒テムレス
- モンベルのメリノウールグローブタッチ
- モンベルのチェーンスパイク
その他に予備としてマウンテンハードウェアのバラクラバとマムートのシェルターマーズグローブ、テルヌアのフリース、モンベルの3in1フォールラインパーカーを持って行きました。
昼食はカップヌードルを持参、ポットは持っていかず、ジェットボイルで沸かします。
水はペットボトル500cc2本とアクエリアス1本。
行動食はアミノバイタルのゼリーとヴァームのゼリーにチョコスティックパンです。フォーカスをザックに付けてその中に行動食を入れ、いつでも食べられるようにしています。
カメラはいつもどおりE-M1MarkⅡにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROをキャプチャープロに装着していました。
登山開始
雪は降り続いているし、少し明るくなるまで駐車場で待機します。
明るくなってきたので、少し移動してトイレ前の駐車場に車を停め、トイレへ。
綺麗なトイレでした。
登山口に少しでも近い駐車場まで車を移動させて、準備をします。
さあ、出発です。
歩道にはそこそこ積もっています。
7時。キャンプ場入り口まで戻ってきました。
入り口は車両通行止めと書いてあり、チェーンが引かれていました。
車両通行止めということは、人は入っていいはず、ということで徒歩で進入します。
すると炊事場のところに今度は「立入禁止」の看板とチェーンが張られており、登山道を示す看板が取り付けられていました。
そのため、ここを右に行きます。
まっすぐ行くと、早めに車道に出ましたので、車道を左折して登山口につながる林道の入り口まで歩きます。
…地名の看板がさかさまだ。
3回目ですし、何となく道も見慣れているので迷うことなく登山口に到着。時に7時20分。
するとアルパカの死体が。
哀れアルパカ。雪に埋もれています。
石の上に置き直してあげました。
うれしそう。元気になったようで何より。
さて、ここから登り始めます。
一週間前とはえらい違いです。
道にはトレースがなく、私たちが一番乗りみたい。
雪が深くなってきたのでチェーンスパイクを装着しました。
8時、広場に到着しました。
木々には霧氷が張り付いていてモノクロの世界が広がっています。
ここにも足跡が1つもない。
少しだけ休んで先に行きます。
「ここから先は楽だよ-」と言ったものの、意外と坂がありました。
わびさびな風景だなぁ。
おや、足跡が。獣道ですね。
あんまり写っていないですが、雪はひっきりなしに降っています。
おかしいなーもっと平坦だったような気がしたのに、とぶつぶつ言いつつもようやく遠くに東屋が見えてきました。
展望広場
8時40分東屋到着。富士山は、、、見えるわけない。
雪と風が強いので東屋内に避難中。
これから行く先の山頂は、、、、
全く見えぬ。
石仏に祈念して先に進みます。
ここから先は緩斜面をジグザクに進むだけのはず。
笹が雪の重みで登山道側に垂れていて、狭い。
狭い、、、。葉上の雪を掻き落としながら歩く羽目に。
枝が凍り付いています。確かに気温は低そう。風もあります。
バックが青空だったら映えるのだけどなぁ。
氷と雪で綿(若しくは蜘蛛の巣)のようじゃありませんか?
9時30分、湖畔ルートとの分岐に来ました。
山頂までもうちょいだけど、山頂行ったらすごく寒そうな予感がしてきた。
何枚も撮ったけど、霧氷綺麗です。
山頂
そして、9時45分。山頂。
あは、やっぱり一番乗りらしい。足跡がないや。先着の妻の足跡以外。
先週満席だったベンチもキープ!したのですが、雪が結構降っているのと、風もそこそこあるので、ここで座って食事をするのはいい方策ではなさそうです。寒いです。
昼ご飯は下る途中でいい場所があればそこで、ってことで、いったん出したお昼の用意を再びザックに入れて下山します。
ちょっと置いただけで雪が降りかかる。
キャプチャープロに付けていると、カメラのファインダーに雪が溜まっちゃいますね。
一応記念写真。
フード被るとカワウソみたいだ。
よく分からないけど山頂シーサーの写真を撮って出発。
10時10分でした。
下山
今日も湖畔ルートから降ります。
きっともふもふ雪で歩きやすかろう。
石仏ルートより雪が深いはず、と思っていたのですが、それほどでもありませんね。
意外と浅くて踏み跡に土が出てきます。
湖畔ルートは林間を通るのですが。
そうだった、夏道でもルートがふいに分からなくなる道だった。雪が被ると全くわからん。
あれれ、もしかするとこれは困ったことになるかもしれない、、と思ったのですが、妻が奇跡のルートファインディングを発揮。
なぜ、そこを行く?どうしてそこで折り返そうと思った?と不思議に思うのですが、ほぼ完璧に正規ルートをトレースしていたようです。
林間を抜けると、つづらの道になるのでもう大丈夫。
この辺になると、チェーンスパイクに着く雪団子がひどいことに。
根こそぎ雪を付けています。
5歩歩いては雪を落とすようで、時間かかるかかる。
あまりにもひどいので、雪団子を無視して歩いていたら、滑って転びました。
そのため、チェーンスパイクで歩行することは挫折し、登山靴で。多少滑りますが、何とか進めました。凍結はなかったしね。
妻のトレースを追う。
足跡のない無垢な雪面を穴ぼこだらけにしながらやっと降りてきました。
ミズナラの巨木。怪しげな枝振りです。
そして下山し、林道を歩いて戻るんですが、なぜかそこが一番体が冷えた気がする。
アルパカまで戻ってきた。ちゃんと座っているようだ。
私たち以外のトレースもあり、何人かは入山したみたいですね。
12時30分、車まで無事戻ってきました。結局お昼を食べる場所はなかったですね。
辺りの雪は溶けてびちゃぐちゃになってました。何だか寒くて、ハンドルヒーターとシートヒーターに感謝しながら帰宅いたしました。
プロローグ
先週のブログで「さよなら、竜ヶ岳。きっとまたくるよ」と言ったのですが、翌週また来るとは思ってもいませんでした。
今回は全くトレースがなく、山中誰一人として出会うことのない、という初めての経験をしましたが、不思議な体験はありませんでした。
次はまともな雪山に行きたいな、と考えています。