母子で行く千畳敷カール
令和元年5月31日~6月1日、母子で千畳敷カールに行ってきました。
母は、「山に憧れがある」と私が小さい頃から言っており、私が山に行ったときの写真を見せるといつも羨ましがっていました。
そのため、何度か誘ったのですが、父が存命のときは、父が既に登山ができる気力も体力もなかったことから、父を方っておいて自分だけ行く、ということができないと諦めていたようでした。
昨年末に父が亡くなったということもあり、気持を切り替えてもらいたいということ、偶然5月31日にホテル千畳敷の予約が取れたということで、今般行ってきました。
どうせなら木曽駒ヶ岳まで足を伸ばせば良かったのですが、母ももう83歳で足腰が弱ってきていましたので、ホテル千畳敷から見える山々を眺めるだけにしておきました。
30日の夜、仕事を終えてから実家に向かいました。
そして、ホテル千畳敷に行くだけですので31日はゆっくりの午前8時30分に出発。
中央道を走り、途中八ヶ岳PAでいつものチョリソーのパンを食べ、駒ヶ根で降り、菅の台バスセンターへ。
金曜日ともあってバスも空いてました。
バスは終点のしらび平に到着。
東京は暑かったのですが、ここはさすがに気温も低く、12度でした。
あまりロープウェイも乗ることがない母は、結構はしゃいでいて、中から滝の写真を撮ろうとがんばっていました。
そうしているうちに、ロープウェイも千畳敷カールに到着しました。
駅から外に出ると、本当なら感動ものの景色が見えるはずなんですが、この日は残念ながらガスに全て覆い尽くされていました。
それでも、「今年初めて雪の上を歩いた!」と母ははしゃいでいました。
そうこうしているうちに、風が強まってきて、雪も降ってきました。そのため、部屋に戻ります。
部屋は8畳で、私たち夫婦と母の3人で泊まるには余裕もあってちょうどいい広さでした。
時間を持て余すかと思ったのですが、漫画を見つけたのでみんなで漫画を読みながら時折外の様子をうかがいました。
天気は一向に良くならず、明朝のモルゲンロートまで外はお預けになりました。ただ、明日の天気は晴れ予報です。
期待できます。
ホテルの夕食は、肉が多めで大変満足のいくものでした。前回泊まったときより良かった。この旅行で体重がどんどん増えていく第一弾になりました。
そして朝。日の出時刻になっても、ガスが取れることはありませんでした。
モルゲンロートもダメでした。
そのうち晴れるかな、、と片付けをしながら朝食を待っていると、段々明るくなってきて。
晴れました!
母も「すごーい!」と喜んでくれました。
さっそく朝食前に外に出てみます。
母も携帯で写真を撮るのに余念がありません。
この景色を見せたかったんです。
そして朝食へ。
朝食は前夜と比べるとかなり質素な感じに。
それでもおかわりしちゃうくらい美味しかったです。
朝食を取った後は、チェックアウトをし、荷物を預けてカールを散歩しました。残念ながらスノーシューのレンタルは終わってしまったようです。
そのため、母にチェーンスパイクとストックを貸し、妻はストックのみ、私はチェーンスパイクのみでカールに降りました。
最初はちょっとおっかなびっくりだった母も、歩くにつれ慣れてきたようで、颯爽と歩いていました。これなら乗鞍岳あたりならいけたかもな、と思いました。
ホテルに沿ってカールを横断!
真っ青な空と灰色の岩壁と雪の白を堪能してくれたと思います。
晴れてくれて本当に良かった。
土曜日で晴れ予報だったこともあってか、どんどん人がロープウェイから降りてきます。なんかツアーの人もたくさんいる。
混む前に帰りますか。
途中で高速を降り、ほったらかし温泉に入り、歩成でほうとうを食べて帰宅しました。
ちょっとは親孝行できただろうか…。