forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

2019年4座目 西穂丸山

 2019年3月2日は移動性高気圧に覆われ、北アルプスから伊豆半島まで広く晴天が予想されていました。前回の入笠山から1ヶ月、何とか冬山に登りたいと計画し、唐松岳を目指しました。

 朝4時に出発し車を走らせます。八ヶ岳PA辺りに来るとスキーヤーの車が目立つようになり、「安曇野IC出口渋滞中」の表示が。急遽行き先を西穂に変更、松本ICで降りたのでした。

 

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  西穂に上がるには新穂高ロープウェイを使います。最初しらかば平の駐車場に停めようと行ったのですが、途中で通行止め。仕方なく戻って新穂高温泉駅まで降りてきました。道中積雪、凍結は一切ありませんでした。

 

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  登山者用駐車場は駅の少し手前にあります。時間は既に9時半頃で、空きは4~5台というところでした。

 

 

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 鍋平高原駅と違って、何とも質素な感じです。

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  新穂高温泉駅から出ている第1ロープウェイは鍋平高原駅までしか行かず、鍋平高原駅⇒しらかば平は徒歩、しらかば平⇒西穂高口は第2ロープウェイとなり、別料金になります。(新穂高温泉駅~西穂高口まで往復2,900円)

 また、チケット売り場には計量器があり、荷物の重量を量ります。荷物の重さが3kg以上の場合は片道(西穂高口まで)300円プラスでかかります。

 ロープウェイは30分に1本の運行ですが、1台に乗りきれないほど乗客がいた場合には、約5分後にもう1台臨時便が出ることになります。

 

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  10時過ぎの臨時便に乗った第1ロープウェイ。鍋平高原駅を降りると雪景色でした。ここからしらかば平まで少し歩きます。

 

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  第2ロープウェイも観光客で大混雑でした。

 

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 トイレに行ったり何やらで、ようやく西穂高口に到着のは既に11時近く。でも、そこは綺麗な雪山の光景が広がっていました。多くの観光客は喜んで写真撮影をしていました。その横を大きな荷物をしょった登山者が歩いて行きます。

 

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 出口周辺は観光客で混雑していたので、少し進んで静かになってから、アイゼンを装着。2年前の燕以来だったりします。

 

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  雪もいい感じに積もっていてアイゼンがきっちり効きます。

 

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 西穂山荘までは樹林帯です。降雪直後の早い時間ならもっと枝に雪がついて更に美しかったでしょうが、でも、全然いい感じでした。

 

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天然クリスマスツリー。

 

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 あれが西穂山荘かな?結構遠い。

 

 

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 冬道だからということもあるのですが、結構、アップダウンがあり、息が切れます。そして暑い!

 

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 急登を登ったと思うと急坂を下りるというパターンが序盤から続きます。そして、その後はずっとそこそこの斜度をずっと登って行きます。

 

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 まだかー、と登っていたら、先が何やら明るい。

 

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 やっと、西穂山荘に到着です。結構疲れたかも。

 

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 お腹が空いたので西穂ラーメンをいただきました。加えて、お土産にTシャツと手ぬぐいも買いました。

 

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 西穂山荘前。暖かくてのんびりお昼をしている登山者たちです。私たちもゆっくりしちゃいました。

 

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 さて、この時点で既に13時。日帰りということもあり、ここで引き返すことも考えたのですが、あと30分歩いて13時30分になったら引き返すことにして、行けるところまで行ってきます。

 

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 西穂山荘からすぐ先が急登になっていました。確か夏道では岩がごろごろしていた道だったはず。そこを上がって振り返れば、焼岳の勇姿がお目見えします。

 

 

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 霞沢岳と真っ白な山の珊瑚

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 先に見えるは西穂岳に連なるピーク。

 

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 先に人が集まっているところが、西穂丸山の頂上になります。山荘直後の急登を上がれば、ほぼ平坦な気持のいい稜線歩きで着けます。

 

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 はい、着きました。ちょうど13時30分。山荘から30分弱でしたね。

 

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 山頂から北東に見えるのが西穂高岳への道。

 ピラミッドピークはかっこいいなあ。いつか西穂高岳まで行ってみたい。

 右の平たい岩の上に人がいますが、そこが西穂独標です。

 

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 南を見れば、歩いてきた気持いい稜線と焼岳。その後に控えるのは乗鞍岳

 

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 北西に目を向ければ笠ヶ岳

 

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 笠ヶ岳の更に西方向に目を向けると遠くに霞んで浮かぶ白山、と名峰に囲まれた絶景の西穂丸山でありました。「俺はこの光景を見たくてやってきたんだ!うぉー!」と叫びたくなるようでした。

 

 

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 三角点がなかったので、いつもやる三角点タッチができず、何となくアイゼンを撮影。

 

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 この日は本当に暖かくて、メリノウールのベースライナー1枚で歩いてきちゃいました。

 

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 妻も大満足とのことで、よかったです。 

 

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さて、14時近くになってしまいました。名残惜しいけれど、そろそろ戻ります。

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 溶け気味ですが、盛大に海老の尻尾ができています。本来は風がすごいところなんでしょう。

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 そう言っていると、冷たい風が吹き出してきて、みるみる寒くなってしまいました。

 

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 15時半前、西穂高口まで戻ってきました。相変わらず、観光客(外国人多し)で賑わっていました。皆さんここでも満足げでしたが、でも、、、登山者だけが見られる絶景があるんですよ!


 帰りのロープウェイも大混雑(臨時便に乗りました)で、やや閉口しました。

 新穂高温泉口駅近くの「中崎山荘」という日帰り温泉に行ってみたのですが、時間的なこともあったでしょうが、人が少なく、ゆっくり入れてとてもいい温泉でした。