2019年2座目 竜ヶ岳
2019年1月13日、3連休の中日は前日夜から関東平野部でも雪が観測されました。雪を味わういい機会と思ったこと、山中湖周辺の石割山での富士山眺望が3連続で失敗していることから、今回は本栖湖周辺の竜ヶ岳に行ってきました。初竜ヶ岳になります。
竜ヶ岳といえば、ダイヤモンド富士。12月下旬から1月上旬まで見られるそうです。ちなみに山頂からだけではなく、途中からでも同様に見られるとのことですが、既に中旬に差し掛かっているため、「あまりあてにすることなく」山を楽しみに行ってきました。
朝は5時に起き、6時30分頃に出発。途中新富士ICからの一般道が結構混んでいたこと、コンビニで買い物をしたり、道の駅朝霧高原でトイレに行ったりして時間がかかり、到着は8時過ぎでした。
途中、朝霧高原でダイヤモンド富士を撮影しようとして待ち構えているカメラマンの団体がいました。今は山頂よりもちょっとずれて朝霧高原がベストなのかもしれませんね。
- 今回の装備紹介
・[L1]ファイントラック「ドライメッシュシャツ」
・[L2]ファイントラック「メリノスピンサーモ」
・[L3]テルヌア「 Skrul(フリースジャケット)」
・[L4]ファイントラック「フロウフラップフーディ」
・[L5]モンベル「3in1 フォールライン パーカ(ハードシェル)」※使用せず
・[パンツ]ミレー「ティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツ」
・[ソックス]フィッツ「ラグドクルー」
・[靴]ラ・スポルティバ「トランゴSエボGTX」
・[ポール]レキ「ジャーニーSPD」
・[その他]モンベル「チェーンスパイク」※使用せず
※忘れたもの
× 帽子
× グラブ
R138から本栖湖入り口に入り、左方向(本栖湖が右に見える方向)に進むと綺麗なトイレが左側にあります。「ここが登山者最後のトイレ」みたいなことが書いてあったように思います。(※キャンプ場内にもトイレはありました。)
気温は途中マイナス3度という表示がありましたが、「若干凍結しているかなー?」といったくらいで、私は自重して制限速度で走っていましたが、他の皆さんはガンガン行ってました。
湖畔左側(本栖湖キャンプ場入り口角)に登山者用駐車場があります。だだっ広いのでどこに停めていいのかよく分からないです。取りあえず、端っこに停めて準備します。
8時10分、登山開始。
風が強いわけではないのですが、結構冷えます。
以前車で走りながら偵察に来たときには、登山口までの道筋が分からなかったのですが、実際歩いてキャンプ場を行きますと、「見逃さない限りは」ちゃんと分かるほどに看板があります。
この写真に写っている「トイレ⇒」の方向にトイレがあり、使用させていただきました。きれいでした。しかし、管理がキャンプ場だとすると、私らはキャンプ場にお金は落とさないわけですから、できるだけ別で済ませた方がいいのかもしれないな、と思いました。
8時25分、登山道入り口に着きました。ここまで道路を横断したり、意外と距離があるものでした。(トイレに入っているので所要時間は正味10分弱か)
寒いので帽子とグラブを余分に持ってきていた妻に借りました。
序盤、そこそこの登りになりました。今回は始めの20分、超ゆっくり歩き、呼吸を乱さないようにしました。
登山道にもうっすら積もっています。もう少し早ければもっと締まっていい感じだったようでした。天気は曇っていて林の隙間からの眺望もありません。
9時10分、アップの20分を過ぎて、暑くなったので帽子、手袋、L4のソフトシェルを脱ぎます。
その数分後、ちょっとした広場があり、ベンチもありました。
ベンチの先を覗くと、本栖湖が。あちらには陽が差していて、綺麗でした。本栖湖ってこんなに綺麗だったんだ。
その後も適度な斜面の山道を登っていきました。
上がるにつれ、霧も出てきました。気温はそう低くないので、まさか雨が降ったりしないだろうな、という心配がちらほら。
9時40分、東屋が見えてきました。
見晴台のようです。
見晴台からも富士山は全く見えず。竜ヶ岳の山頂も霧で見えずです。本当ならいい景色なんだろうけど…。
見晴台に隣接してあったのが、おそらく石仏。山行の安全をお願いしました。
見晴台以降は、主に笹が多くなってきました。適度な斜面を登っていきます。足下は雪がまだ残っているのでよかったですが、完全に溶けてぬたぬたになると、歩きにくかったろうな、と思いました。
10時15分、少し雲が取れて富士山を確認しました。
天気が回復してきました。富士山側はまだ雲が多いですが、反対側は晴れてきています。
周りの笹もびっしり雪が付いていたらもっと綺麗だったかな、と思いながら歩いています。昨日の降雪はたいしたことなかったようですし、出発が遅かったな、と思いました。
陽が出てくるとどんどん溶けていきます。
一面の笹景色ですが、雪と陽の光できらきらしていました。
なかなか写真では表現できません。
富士山にかかっていた雲が取れて来ました。富士山周辺の山に来て4度目の正直でした。
10時25分、山頂側は完全に晴れていて、湖畔ルートとの分岐を過ぎるとほぼ平坦な快適な道になりました。
雪が付いた木がまるで満開の桜のようでした。
10時35分、山頂到着です。
山頂は広く開けていて、ベンチが3台確認できました。
富士山と山頂標と誰かが作った雪だるま。
富士山と反対側には南アルプスの山々が。
南西側には雨ヶ岳と200名山の毛無山がすぐそこに見えました。
山専ボトルに入れてきた熱湯でカップラーメンを食したところ、「まあ、普通に食べられるよね」というくらいの保温力を確認しました。(ストーブのEPI 3700REVOは現在修理に出しています)
11時30分、最後にもう一度富士山を堪能して下山することにしました。
帰りは湖畔ルートで降りることにしました。こちらの方が距離が短かく急な模様。
北斜面側の登山道のため、雪が比較的まだ残っていました。
木が茂っているので、暗めです。
つま先が当たるようになってきたので、靴紐を締め直しました。その時ソールにへばりついていた雪を落としたのですが、固めた足跡のようになっていました。
こちらの道は、樹林帯の中を進むためか、今ひとつ登山道整備がよくないように思いました。雪の上のトレースを確認しながら歩きましたが、テープはあまり見当たりません。また、倒木のため登山道が遮られていて、斜面をショートカットせざるを得ない箇所がありました。
最後は浩庵テント村の東側の道から本栖湖遊歩道を歩いて、13時10分駐車場に到着。
駐車場前の道路を横切ると湖畔に出る道がありました。車に向かわずにザックを背負ったまま湖畔の芝生で寝転んでみます。陽の光が暖かくていい気持ちでした。
車に戻って山座同定してみました。
帰り道、再び道の駅朝霧高原に寄って、朝霧牛乳ソフトを食します。ここのソフトは結構好きです。(ちょっと食べちゃった後の写真です。)
本栖湖周辺には温泉がない(知らない)ので、裾野のヘルシーパークで温泉に浸かり、帰宅しました。
初めての竜ヶ岳でしたが、雪あり、風なし、天気よし、気温よしのグッドコンディションでした。そうすると印象いいですよね。ネットで見た記事の「笹藪漕ぎ」もありませんでした。笹の処理をしてくれたのだと思います。
また、暇があれば来たいと思います。
※今回初使用のミレーのティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツの使用感ですが、気温がこれ以上低い(温度がマイナス)、風が強い、となると少なくとも休憩時は寒いと思いました。あと下にタイツを履いたらどれくらい耐えられるか、ですね。