forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

新型フォレスターSKAの感想(納車1ヶ月)

さて、新しい相棒であるフォレスターが納車されてから1ヶ月が経過しました。そこで、今現在の感想などをちょっと書いてみようと思います。(文字ばかりですみません)

 

  1.   動力性能

     納車までは「非力だ」とか結構書かれていたため、心配していた点だったのですが、今のところ全く非力感はありません。むしろトルクフルに感じており、低速でのアクセルワークはシビアだと思っています。

     高速道路や峠道でも同様で非力感はありません。0-100km/hとか最高速チャレンジとかをしたら非力な点が垣間見えるのかもしれませんが、私はしないので関係ない世界です。むしろ高速道路は大の得意フィールドだと思います。ダートは近い将来美濃戸口までの道で確かめたいと思います。

  2.  燃費

     前車がハイブリッドのAQUAだったので、その落差にがっかりすると思っていたのですが、まあ、確かに全然違います。

     私は基本2名エアコン稼働で常時運行するので、街中ですと平気で10km/ℓを切りますね。結構お財布が痛いですし、地球に優しくない気がしてしまうのは事実です。

  3.  乗り心地

     コーナーでのロールの少なさは感動ものです。SGP(スバルグローバルプラットフォーム)のお陰です。サスペンションは乗り心地重視だったらもう少し初期動作は柔らかめで中間以降で踏ん張る調整の方がいいと思いますが、オフロードを考えれば最初からある程度の固さは必要かとも思います。ですので、よい方なのだと思います(ランクル70などは固かったですし)。

  4.  居住性

     AQUAから比べると相当車内も広くなったので快適です。車中泊を一度やってみた結果、今後も気楽にできそうなのが分かったので安心しています。

  5.  装備

  •  アイサイトツーリングアシスト

     アイサイトツーリングアシストとは、全車速追従コントロール(ACC)とハンドルアシストの複合を言います。まず、ACCですが、追従するのは当然として、追従中の車の出入りがあってもすぐに、そして自然に新たに前方の車を切り替えて追従してくれるので、安心感が持てます。慣れないうちは「大丈夫かな」と緊張していたのですが、今ではかなり信頼しています。

     ただし、設定速度と実走速度とに乖離があったときで、前車を見失ったときなどは、急にスピードが上がるので注意が必要です。例えば、設定50kmにしてあったとして、実走速度は20kmで前車を追従していたとします。急カーブで前車が見えなくなると、50kmに速度を上げようとする、というわけです。こう言うときは慌てずブレーキを踏めばACCがスタンバイ状態(解除)になるので、何てことはないのですが、慣れないうちは車の挙動が予測できないので、ちょっとびっくりしました。

     ハンドルアシストは、特に高速道路で威力を発揮します。ACCと組み合わせることで半自動運転が実現します。一般道でも試しましたが、一般道では解除されてしまうことが多かったです。この解除は警報音の後すぐに解除されてしまうので、注意が必要でした。この辺も車に慣れれば解除の挙動も予測できると思われましたので、問題はないかと思います。
     なお、ハンドルアシストが運転手のハンドル操作を認識しないでいた場合、何秒でアシストが切れるかを計測したところ、約45秒でした。

  •  ルーフレール

     私のフォレスターには標準でルーフレールが付いています。本来の使い方はしていませんが、洗車の時に体を支えるには便利でした。そのうちルーフキャリアを付けたいかな、と思っています。※妻には反対されました。

  •  パワーリヤゲート

     パワーリヤゲートは確かに便利です。私は結構頻繁にリヤゲートの開け閉めをするので。ですが、なくてもさほど困る装備ではないかな、と思います。

     また、リヤゲートは車内から開けられません。子供などが勝手に開けるのを防ぐ機構なのかもしれませんが、不便です。開ける方法はないのだと思いますが、一応1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

  •  パワーシート

     パワーシートは初めてで最初はいらないと思っていましたが、あればこれも便利ですね。設定が細かくできますし。ドライバーモニタリングシステムはなくても、メモリにシート位置の設定ができますので、更に便利です。これはあって良かったかな、と思っています。AQUAみたいに車中泊の時前席を一番前に出さないといけない、とかでしたらかえって不便と思いますが、フォレスターでしたら前席を動かさずに寝ることができます。(後部座席の足下の空間を埋めることは必要ですが)

  •  アイサイトセイフティプラス(運転支援)

     後側方の車を検知してドアミラーにある警告灯を点けるシステムは、今のところそれほど「あってよかった!」と思う場面に出くわしていません。スバルの0次安全のおかげか、ほとんどの場合目視できますので。また、合流時のように、側方車線が離れている場合には検知できないようです。

     バック時に側方から走ってくる車の検知については、今のところ役立つ場面には出くわしていません。雨天時だったのですが、若干誤作動をして、比較的広いコンビニの駐車場(余裕で旋回できるくらい広い)からバックで出るとき、道路を走る車を検知して警報がなったときは、「なんだなんだ?何の警報だ?」と焦ったことがありました。これについては、1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

  •  アイサイトセイフティプラス(視界拡張)

     モニターに前方の死角を映し出す機能で、期待していた機能なのですが、どうにもまだ見慣れず、魚眼レンズのように屈折した表示になっているので、どこの何が映っているのかよく分かりません。また、少し車を動かすと別の画面に切り替わってしまいます。点きっぱなしにはできないと思いますが、1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

     スマートリヤビューモニターはリヤガラス付近にあるカメラで後方視界を映し出す機能です。画角が通常のミラーと違うので慣れが必要ですが、後部座席に大きめのザックを積んだりすると視界が妨げられるので、使える機能だと思いました。また、外が真っ暗に近いときもミラーの時より明るく見えます。ただし、夜ブレーキを踏むとブレーキランプが反射してモニターの映像に映るものも赤くなります。また、レンズにごみでもついているのか、黒い影がありますので、1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

  •  ステアリング連動ヘッドランプ

     まず、ヘッドランプですが、LEDのため明るいことは明るいのですが、雨の日の路面は見にくいです。そのため、私は常時フォグランプも点けているのですが、フォグも白色LEDのため、やや効果薄です。将来黄色に変えられたらな、と思っていますので、1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

     で、連動の方ですが、確かに連動してくれていますが、もっと連動してくれるとありがたいです。真っ暗な山道ですと、曲がっていく先がまだまだ見えないです。ただ、連動がなければもっと見えないのだろうな、とは思いますのでいい装備だと思っています。

  •  パナナビ

     ビルトインのパナナビです。フリック操作はあまり使いたくないくらい応答は悪い印象です。ナビ性能ですが、うーんまだまだなのかなー。ただ、絵は見やすいので、使いたくなるのですが。もし、Appleカープレイにヤフーナビが付いたら、そっちばっかりになるかもしれませんね。
     Googleマップでのナビゲーションも使ってみました。地図の拡大縮小ができないのがやや不便ですが、スマホで行きたいお店のwebページにGoogle マップで地図が出ていればそれを表示して、「ここへ行く」とナビゲーションをし、そのスマホをパナナビにUSBでつなぐとAppleカープレイが起動してパナナビの大画面でナビしてくれるので便利です。今のところ、遅延も位置ずれも問題になっていません。

     なお、パナナビ自体はまだ使い込んで使用方法を理解しきれていないせいだと思いますが、旅先で案内中のルートを削除しようとしてもルート削除ボタンが反転していて選択できず、困ったことがありました(再現性今のところなし)。まだ、評価するには理解が足りていない模様です。(取りあえずナビはAppleカープレイでのGoogle マップ主体になりそう。)

     外部入力ユニットですが、これって既存のUSB差し込み口を潰して取り付けるのですね。デフォではUSBが2コ口あるところが、USB1コとHDMI1コになるだけの話のようです。あんまりいらなかったかも。特にiPhoneの動画を見るといっても、ナビ画面に映すにはエンジンをかけっぱなしにしておく必要があるので。(そうすると燃費がガンガン悪くなっていく。)ナビのモニタに映さないのであればipadにポータブルバッテリーを繋いで鑑賞、というのが普通かなと。

  •  ドラレコ

     純正のドラレコですが、画質は今ひとつなのかな、と思います。デフォでは通常、という画質を「高画質」に変えているのですが。晴れた昼間でも対向車のナンバーの小さい文字と数字は読めない模様です。フルHDのはずなんだけどなあ。

     ただ、よい誤算がありました。最初からついているドラレコ用のマイクロSDはたったの8GBですぐにループにかかってしまうのですが、FAT32でフォーマットすれば、安い128GBでも使用できたのです。白山旅行は前方+後方(高画質モード)で丸々撮影できていました。このSD、安物で高耐久ではないのですぐに壊れるのかもしれませんが。

  •  スプラッシュボード

     白山旅行では、ダートは全く走っていませんが、後半はずっと雨降り。その後一度洗車しましたが、ボディにタイヤからの水はねの跡がついていませんでした。それからも雨中運転が多かったですが、やはりボディに、水や泥の跡はありません。スプラッシュボードを含めタイヤハウス内は泥で汚れていたことを考えると、効果はあるようです。

 

 と、つらつら感じたことを書いてきましたが、その他に気になったことを書いておきます。いくつかは1ヶ月点検の時ディーラーに聞いてみたいと思います。

  1.  ステアリングアシストで、ハンドル操作警報(ハンドルを操作しろー、と車が言う警報)が鳴ったとき、ハンドルを動かしても警報が切れずにアシストが終了してしまう場面が散見された。
  2.  大した雨ではなかったのに、アイサイトが「異常気象」と判断して切れてしまったことがあった。
    ※追記 故障ではなく仕様のようです。アイサイトが何をどう判断するか、は当たり前と言えば当たり前ですが、かなり安全側に傾いているようですね。
  3.  パドルシフトを使って長い下り坂のときエンブレをかけたときの音がえらく大きい。社用車でも長い下り坂のとき大きな音がするのでCVTの特徴なのかも?
    ※追記 仕様のようです。
  4.  バンパーに座るとバンパーがゆがみます。本来、ここにはカーゴステップパネルも付く場所で、乗ったりすることを想定しているはずなのですが。
    ※追記 1ヶ月点検時に聞いてみたら、大人が体重をかけたら壊れますと言われました。ステップパネルの意味は…?
  5.  洗車時にリヤゲートの防水パッキンに部分的な剥がれを見つけました。接着剤でついているだけのようですが、ちょっと品質的にアレですね。
  6.  車内泊で荷室にいるとき、座ると頭が天井についてしまいます。Youtubeにエクストレイルで車内で料理をしている動画がありますが、頭ぶつからないのかなぁ、、、? 
  7.  メーカーのミスで「省燃費達成」「低排ガス達成」のシールを剥がすのに、「サービスキャンペーン」という名称を使うのは止めて欲しい。

と、今考えつく感想や気になるところはこんなところです。

 フォレスターは、トヨタ車みたいな優等生ではないけれど、それだけになかなかかわいい相棒です。愛着が既に沸いています。