forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

青空と強風の中、決して楽ではなかった立山三山縦走(2日目)

意外に浄土山への上り下りと、雷鳥荘までの歩行で「もう登山満足」となっていたのですが、せっかく計画したのだからと20時に就寝し、2時に起床しました。

本日の予定は、

雷鳥坂⇒剣御前小舎(朝食)⇒別山真砂岳⇒富士ノ折立⇒大汝山⇒雄山

という縦走を計画していました。

他の方のブログやページを見ると、「初心者向け」と書かれていたり、特段大変なことは書かれずに素晴らしい景色だけが書かれていたりします。おそらく、僕なんかよりずっと体力も経験もある方々なので、全く大変ではない縦走路なのかと思いますが、登山慣れしていない人や体力がない人にとっては、僕らも含めて結構ハードなんじゃないかと思いました。

というわけで、初心者の縦走記録のはじまりです。

 

起床から出発まで

午前2時に起床して、本来は昨晩もらった雷鳥荘のお弁当を部屋で食べてしまおうと思っていたのですが、昨晩ご飯を食べ過ぎたせいか食欲がありません。そのため、お弁当は剣御前小舎で食べることにし、宿では昼食の予定で梓川SAで買ったランチパックを食べることにしました。

 

パンがパンパンに膨らんでいる。(すみません)

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深夜なので破裂音がしないように開けて食します。食べ終わったら用意をします。前日のうちにほぼ用意を終えていましたが、若干残っていましたので。

そして、歯磨きも終え、後はトイレに行って出すモノを出してサポートタイツをはいて出発なのですが、モノがでません。おかしい、いつも気持ちよく体が軽くなるのに。これでは余計な重量がお腹に残したままになるし、途中でお腹痛くなったらやだよー。

色々やってみても出ないモノは出ないので、午前4時出発。計画どおりではありますが、3時半に出るつもりだったので、ハナから30分オーバーです。

 

剣御前小舎へ

気温は4度。服装は、上はスキンメッシュにメリノウールの長袖ベースライニング、速乾の長袖Tシャツ、ソフトシェル。下はサポートタイツにトレッキングパンツ。ミトンになる指先の出るグラブで出発です。

当然ながら外は真っ暗で足下を照らすヘッデンの明かりのみ。行く道も初めてなので、ナビゲーションアプリを頼って進みます。

geographica.biz

 

上記の着装で寒くはありませんが、ヘッデンの明かりを通して霧が見えます。結構大量です。星も全く見えず天候はあまりよくないようです。レインウェアを着ようか迷うくらい。

まずは、雷鳥荘前から階段をずっと下っていきます。石畳の階段なので歩きやすいのがよかった。階段を下り終わると、石畳の平坦な道になります。遠くにテントの明かりが見えてきました。雷鳥平キャンプ場です。

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でもなんか相方のヘッデンの方が明るいなあ。足下しか見えない。こちらでも支障があるというほどではないけれど。

 

キャンプ場を通り抜けて、浄土川を渡ります。厚い足場板のようなものが架けられている下を川がザーザー結構な勢いで流れています。と言っても、暗くて川が見えないため、怖かった。

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川を渡り終えると、いよいよ登りになります。雷鳥坂です。

地図で見ていた限りでは、最初は緩斜面の登りで、剣御前小舎の建っているコルのような場所に近づくにつれ急登になるようでした。

とは言え、足下しか見えないため、先がどんな傾斜になっているかは全く分かりません。それに何だか初っ端から意外と傾斜あるんじゃ?すぐに暑くなってきてしまいました。

そのため、霧は相変わらずでしたが、ソフトシェルを脱いで歩き出します。すると、急だったのはそこだけで、緩斜面な砂利道が続くようになりました。

緩斜面を大分歩いて行くと、少し傾斜が急になり、段々石が大きくなって、ガレっぽい山道になってきました。霧がひどくて髪が濡れます。

 

相方の指摘で僕のヘッデンが省電力モードになっていたことに気づき、全開にしたところ

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明るくなり少し遠くが見えるようになりました。やはり明るい方が安心しますね。

 

 

真っ暗の中を歩いていると雨が降ってきました。急遽レインウェアを着て進みます。カメラは、、それほどの雨ではないしそのままに。

 

そうこうしているうちに、夜が白み始めます。傾斜はほとんど変わりませんが、高度は大分稼いだようです。動物のような何かの生き物の声がする。熊じゃないだろうけどちょっと怖い。一週間程前に雷鳥沢キャンプ場で熊の目撃情報があったそうですし。

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夜が明けましたが、周囲はガスで覆われていて眺望はありません。モルゲンロートも望めません。

雷鳥坂は概ね危険な場所はないようですが、時折、こういう道もあり注意が必要です。

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ガスが出ているので雷鳥がいないか探しながら歩いたのですが、残念ながら遭遇することはありませんでした。代わりといっては失礼ですが、ホシガラスが元気にハイマツの実を食べています。

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ホシガラスは雷鳥よりずっと警戒心が強いようで、カメラを向けた途端に飛び立ってしまったり、なかなか撮影が難しかったです。上は連写中の1枚になります。

 

これが、ホシガラスが食べていたハイマツの実。

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まだ若いから柔らかいのでしょうか。結構道ばたに食べ散らかした実が落ちていました。

 

息は切れるものの、思ったよりは傾斜がきつくならないうちに、ようやく剣御前小舎が見えてきました。膝が痛くならなかったのがありがたい。

小屋は城壁のようなものに囲まれています。

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6時45分、剣御前小舎着。2時間45分もかかってしまいました。相変わらずのスローペース。ですが、そのためか膝は痛くなりませんでした。

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小屋に到着したときは、ガスが多くて周りには何も見えませんでした。

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風も強くて、寒い寒い。ベンチは夜露か雨でびしょ濡れですし、朝ご飯を食べられる感じではありません。気温は6.9度。出発時よりは少し上がっていますが、風は15m前後吹いています。

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別山方向を見てもこんな感じ。場所によってはブロッケン現象が見られるチャンスだったかもしれません。

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それが、休憩をしているうちにガスが取れて来て。剱岳がその姿を現し始めます。

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雲がどんどん退散していけば、岩と雪の殿堂がはっきり見えました。これが見たくてこっち側から登ったんだ。

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初めてそばで見る剱岳は、岩肌が険峻で、一体どこをどう登って行くのだろう、と思うような山容でした。

さて、時間も既に押しているので、別山に向かいます。天候は晴れてきました。雨の心配はもういらないようですが、風が強くて寒いのでレインウェアは着っぱなしです。時刻は7時40分頃。

 

剣御前小舎から別山

別山には太陽に向かって歩いて行きます。なだらかだけど、それなりに心拍数の上がる稜線登りです。

この写真の頂上のように見えるところが、別山、、ではありませんでした。「これピークじゃないのか。。」とそのたびにちょっと残念な気持になりながら、いくつかピークを越えていくのです。

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 偽ピークで剱岳をバックに撮影してみます。

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下りてくる登山客の男性がやけにニコニコしていると思ったら、「さっき別山ブロッケン現象が見られたよ!」と超嬉しそう。もはや霧は晴れてしまったので、僕たちには無理そうです。

別にブロッケン現象に期待をしていたわけではなかったのに、やや落ちたモチベを奮い立たせて登山道を上がっていきます。

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つきました!別山頂上。時刻はちょうど8時頃。

頂上標は、、、これ?しょぼ。。

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ちょっと雲がかかってしまったけれど、別山からの剱岳の姿です。

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頂上標はしょぼかったけれど、石で積まれた社のところに「別山」と書いた看板あったので、それを持って写真を撮りました。やたらにザックに付いている小荷物が多いですよね、僕。

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この後、ちょっと悩んだのですが、せっかくだからとここにザックをデポして、北峰まで歩きました。が、あんまり南峰と景色は変わらなかったので割愛。カメラも持って行ったのに撮ってない模様。。では、真砂岳に向けて出発。8時30分頃でした。

 

別山から真砂岳

さて、ついにメインイベントの稜線の縦走に入ります。残念なのは、一度別山から大きく下ることです。別山よりも立山の方が高いので、それ以上に登らなければならないです。

この下り、難しくはありませんが、一部こういうところもあります。

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下り終えると、真砂岳までの緩い登りの縦走路が綺麗に見えます。左側は内蔵助カールですね。

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この縦走路、いずれもピーク迂回する作りになっているんですよね。なので、疲れていると、ピークを迂回してそのまま縦走路を行きたくなってしまう悪魔の誘いが毎回。。

 

相方の「これでピークを踏まなかったら絶対後悔するよ?」との叱咤を受けて甘い誘いを振り払って真砂岳のピークに。到着時刻は9時50分頃。

 

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次は、いよいよ立山の一峰目の富士ノ折立です。結構休憩しちゃったな。10時30分頃の出発です。

 

真砂岳から富士ノ折立へ

真砂岳から富士ノ折立方面を見ると、最初緩やかに下って、登っての稜線歩きですが、その後急登になり、上部では岩登りっぽくなるようです。

 

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風は一向にやまずに何だか疲労も出てきているし、時間的にも大丈夫かなあ、行き着けるかなあ、と弱気になります。最終のバスの時間をスマホで確認しようとしたら、寒さでバッテリーが0になっていました。焦ってモバイルバッテリーを出してつないで充電を始めます。立山は次の機会にして、大走りから下りてしまおうか。下りていく人もいるよなあ。。と相方に相談すると「これで立山のピークを踏まなかったら絶対後悔するよ?」と叱咤され、前に進むことに。ま、何とかなるか。

 

近づくにつれ、稜線のやらしい登りと最後の急登にげんなり気味。風で帽子が飛ばされそうになり、頭を押さえながら歩きます。

 

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稜線は、怖いとは思わなかったのですが、写真で見ると結構切れ落ちているんですね。でも、道も平らだし、そこそこ広いです。

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最後の急登も実際歩いてみると、危惧したほどではなくて、意外にすんなり登れちゃいました。心配はするとするだけ結果的には何とかいくもんですね。富士ノ折立、到着は11時20分頃でした。結構かかっちゃいましたね。

 

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ただ、今となっては相方の言うとおり後悔しているんですが、最初に見たのがこの看板で。

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ここが富士ノ折立って判断してしまって、右の案内図は全く認識してなかったんですよね。ここから左にちょっと岩山を登らないといけなかったみたいでした。

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後で知ったここが本当の富士ノ折立のピーク。

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何人か僕らの休んでいるところを通りかかったり、隣で休んだりしていたのに、このピークに行った人はいなかったので、全く気づきませんでした。うーん。。

 

まあ、この富士ノ折立からも黒部湖も見えましたよ。出発は11時30分頃でした。

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富士ノ折立から大汝山へ

富士ノ折立から大汝山は緩やかなやらしい稜線登りとなります。そんなにきつい登りじゃないのですが、気づかぬうちに少しずつ体力を削っていく感じ。それで途中で、ふえー何だか疲れたなあ、と思うのです。

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とは言え、それほど長い距離ではなく、結構手前から大汝休憩小屋が見えます。大汝休憩小屋は僕たちが泊まった雷鳥荘が経営している休憩小屋です。休憩小屋でトイレに入って風の当たらないところでお弁当を食べたいな、と思い頑張ります。

 

大汝休憩小屋をぐるりと回って正面に出ます。小屋に入るとお客さんは誰もいなかったので、小屋番と思われる若い男性に「雷鳥荘でもらったお弁当、ここで食べてもいいですか?」と聞くと「晴れてるんで外で食べて下さい」とばっさり。あんまり素っ気なかったので「え?」と聞き返してしまったのですが、再度同じ言葉でばっさりでした。「ああ、外で、ですね」と言うと「はい」と。朴訥というのではなく、人好きのしない感じでしたね。

確かに食事を有料で提供しているので、中の施設(テーブルと椅子)を売上と関係ない弁当で占領されるのは困るというのは確かに分かりますし、だからダメだ、という考え方もあって当たり前かと思いますが。うーんちょっと言い方がなぁ。

どうも別のブログを見ると、この男性、何年もこの小屋で働いて、雇われというより自分が任されて運営しているといった感じのようですね。東南アジアが好きなようで、小屋の中も個人的な趣味である北アルプスとは関係ない東南アジアチックな物がところ狭しと置いてあったり販売したりしていました。

ま、考え方の違いですので、批判するつもりはありませんが、今後来ることがあってもトイレ以外には利用しないでしょう。

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ということで、小屋の前のベンチでお弁当をいただくことにしました。11時50分、大汝休憩小屋到着です。

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こちらが雷鳥荘のお弁当。食いかけですみません。味は、もう少し塩っ気が欲しかったかな。

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で、縦走路はここからそのまま雄山に向かっているのですが、大汝山の山頂はずれて岩山を登らなければなりません。ここでは富士ノ折立と違って、多くの人が登って行くのが見えましたので、山頂は岩山の上、ということが分かります。ここで、相方に、「山頂、行く?」と聞いてみたところ、「ここで山頂いかなったから(以下略)」と叱咤され、行くことに。

 

休憩小屋のすぐ脇。頂上から下りてきた人、登って行く人が行き交うそこに、鳥が。でも、誰も気づきません。あまりにもみんな素通りしていくので、「え?鳩?」と思ってしまったのですが、いやいや、どうみても雷鳥でしょう。

先に行った相方も、見向きもせずに雷鳥の脇を通っていくので「おーい、雷鳥だよ、雷鳥」と声をかけると、行き交う人が「え?」と立ち止まり「あ、雷鳥!」と写真を一斉に撮り始めました。

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立山雷鳥は人を怖がらず逃げないって聞いていたけれど、ほんとにマイペースに親子で歩いてました。お腹の方は冬毛に変わっているのかな。

 

富士ノ折立までは人はあまり見かけなかったのですが、この大汝山の山頂への往復は人もそれなりに多くて、そうすると何となく力も出るってもんですね。するするっと山頂です。

これ、看板なので登って看板を手に取りたかったのですが、若い学生の子たちがはしゃいでいたので、何となく行きそびれてしまいました。12時40分、大汝山山頂です。ここはすぐに出発。

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山頂からちょっとだけ下ると、黒部湖方面が見えます。

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富士ノ折立のときよりも大きく見えますね。

 

大汝山から雄山へ

さて、最後に雄山に向かいます。大汝山から雄山への道は、登ったり下ったりの稜線歩きになります。最後はまた、やらしい感じの岩山登りかな、、と再度げんなり。とは言え、もう行くしかないのです。頂上に雄山の社が見えます。「立山め!ピークを踏んでやるぞ!」と挑戦的なことを言ってみます。

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立山の道は、概ねふうふう言いながら登るのですが、岩の上を歩かなくてもいい(=道が整備されている)のが大変よろしいところです。大岩岩道は膝に負担がかかるので大嫌いです。

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歩いてみると、先ほど見えたやらしい岩登りはせずに、中腹から神社の敷地に飛び出しました。ついに最後の雄山に着いたー!時刻は13時20分。

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小学校の学校登山が来ていて、賑やかというより騒がしく、社務所の前は大混雑だったので、先にお参りに行くことにしました。大分風は弱まったなあ、と思ったのですが、写真で見ると吹き流しがのけぞってます。

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社務所ではなく、写真の鳥居のところにある小さい建物で500円を払って階段を登ります。上に橙色の袴を着た神主さんと関係者の方がいらっしゃいます。神主さんが「写真を撮られるなら先に撮って下さい」とおっしゃるので、パチパチ撮影開始。

 

まずは山頂標。

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お社。

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実は僕らが登ってくるとき、神主さんと一緒にいた関係者と思しき方は僕らと同じく、祝詞を上げてもらうのを待っていた人だったようで、「やっと登ってきたと思ったら写真撮り始めやがって、早くしろよ!」と思われたかもしれません。すみません。

 

というわけで祝詞中は撮影禁止です。

祝詞は分かりやすく、神主さんも非常に優しげで穏やかな方で、洗われるようでした。御神酒をいただき、儀式は終了です。終わった後、神主さんに「1日に何回くらい祝詞をここであげられるのですか」と聞いたところ、「休みの日などは10分に1回くらいですね。ただ、1日ずっとというわけではなく交代でやっております。」とにこやかに答えていただけました。疲れているだろうに、そんなそぶりは露とも見せることなく、ありがとうございました。

 

階段を下りると小学生達は山を下り、静かな社務所になっていました。お守りやお土産を買い、しばし、最後の山を楽しみます。今回最初で最後の三角点タッチ。

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社務所の前には、山に向かってベンチが置いてあり、そこに座って山々を眺めます。何という山かはさっぱり分かりませんが。

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さて、縦走はここで終わり。後は雄山を下りて、室堂へ向かい、帰宅となります。名残惜しいけれど、帰りますか。帰り際に、立山山頂の祈念碑前で記念撮影。夫婦で撮ってもらいたかったけれど、人がいなかった。笑

 

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時刻は14時10分です。

 

雄山から室堂へ

雄山から一ノ越山荘までの山道は結構急でしんどいと聞いていましたが、下りる方がしんどい道でした。というのも、まず、登山道が示されていないので荒れています。その上、道がザレているので、滑りやすいのです。急だけど、上りの方がいいかなあと思いました。

3分の1ほど下りると、平坦な場所もあります。

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その後また急な岩の部分やザレ道部分が続きます。

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半分くらい下りると、一ノ越山荘が大分見えてきます。

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一ノ越山荘到着です。

そんなに時間がかかったような気はしなかったのですが、時刻は14時50分。40分もかかってしまいました。

一ノ越山荘でちょいと一服休憩をし、15時5分に出発。この時時間を見て、「あれ?最終バスって何時だっけ。まさか15時30分じゃないよね」と焦り出す。遙か眼下に見える室堂を見て「ここから室堂までどれくらい時間かかったっけ」焦っても25分で行けるわけがありませんが。

ここからは急ぎました。「確か16時だよな、うーん、そうだったはず」と半ば強引に信じるようにして歩きましたね。

綺麗なせせらぎの徒渉も、祓堂も横目で見ながらパス。

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そうして、何とか着いたのが15時40分でした。ここ公式のモデルコースでは40分ということですが、40分ではゆっくり風景を楽しみながら歩くのは無理ですよ。

www.alpen-route.com

 

最後、この2日間を感傷にふけりながら歩くことはできず、最後までドタバタでした。笑

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室堂につくと、最終は16時30分と知り、一息。まあ、それでも16時のバスで帰ろうと決め、二人の無事を祝って握手し、この山行を終えました。

 

あとがき

16時の室堂発のトロリーバスに乗り、再び色々乗り継いで扇沢の駐車場に戻ったのは17時30分を回っていました。

その後、日帰り温泉の、大町温泉郷の「湯けむり屋敷 薬師の湯」に立ち寄り、結局自宅に到着したのは、24時ちょうどくらいでした。

いやはや、僕でさえ、2時に起きて山を登って22時間稼働、相方は23時間稼働したわけで。本当にお疲れさまでした。

湯けむり屋敷 薬師の湯 | 大町温泉郷の日帰り温泉

 

 

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