forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

大菩薩嶺に行ってきました。

2017年の夏は本当に週末になると天気が悪く、足を骨折した相方も山には登れず、山に行かないうちに夏が終わってしまう。

そこで、8月26日、天気はやはりあまりよくない予報でしたが、相方のリハビリを兼ねて、足に負担をあまりかけなくて登れる山、ということで大菩薩嶺に行ってきました。

 

大月ICから一般道で行けますので、かなり自宅からは近い部類に入ります。そのため、午前6時に到着するに、午前4時に自宅を出発すればOKです。

が、結局いつものとおり4時半に出発しました。

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いつものとおり、谷村PAでトイレ休憩です。いつもここは暗い中に着くのですが、今日は明るい。気分的に楽。

ナビがなぜか大月ICではなく、1つ先の勝沼ICを案内したので、R20を戻り、景徳院入り口を左折して県道218号線に入ります。この県道218号線が地図上ではそれほどくねっていないのですが、実際に走ると嫌なくねり具合で、ずいぶん遠く感じました。

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それでも、午前6時30分頃、駐車場到着です。半分くらい埋まってました。この先にロッジ長兵衛があり、ロッジの目の前にも駐車場があるのですが、そちらは車を入れるスペースが狭かったです。

 

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ここは舗装路ですが、少し進むと左手に登山道があります。この舗装路を行っても福ちゃん荘に着きます。登山道の方でも急傾斜はありませんし、道も整備されていて歩きやすい道です。

 

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福ちゃん荘に到着しました。ゆっくり歩いているので、隣の角のたばこ屋さんくらいかと思ったのですが隣の駅のたばこ屋さんくらいの距離がありました。小屋主が落ち葉の掃き掃除をしています。もう秋が近いのですね。

 

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案内図がありました。今日は左手の唐松尾根に向かい、周回して右から戻ってきます。

 

唐松尾根の道は整備された普通の登山道、といった感じでした。ですので、きついということはなかったです。ただ、取り付いてすぐに雨が降ってきたので、レインウェアを着たり、ザックカバーを付けたりしつつ、カメラの撮影は控えたので、あまり写真がありません。

 

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この写真は既に尾根を大分上がってきてから撮ったものです。雨は既に上がっていましたが、ガスっていて眺望はありません。

 

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雷岩に到着です。登りはここまでで、後は稜線のアップダウンのみになります。相方の足も私の膝も何とかもっています。

 

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雷岩から少し樹林帯を歩くと大菩薩嶺に到着します。眺望は天城山以上にありません。

 

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恒例の三角点タッチ。

 

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雷岩に戻って食事にしました。虫がいっぱいでザックにたかるので、ザックに虫除けスプレーをしました。

昼食はカップラーメンだったのですが、3分経って開けた瞬間ハエが!うわー。最悪。

 

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本当ならこの雷岩からの眺望はいいはずなんですが、何も見えません。

 

 

食事を終えて、気持ちいい稜線歩きを大菩薩峠まで。これからがこの山の真骨頂のはずです。が、眺望がないので花の撮影に明け暮れました。

 

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そう言えば、猛禽類が飛んでいました。鳶ではないと思うので、オオタカだったりして。なわけないか。

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35mm換算で200mmでの撮影でしたが、これが限界。カメラを出すときにはもう少しそばを飛んでいたんですが。

 

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岩があったので乗ってみました。うーん。痩せたい。

 

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 この稜線を歩いて行くのかな?晴れていたら気持がよさそうですよね。

 

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 1箇所だけこんな下りがありました。

 

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間もなく賽の河原に到着。さすがに恐山のような不思議な様相はなく、のんびり感があります。なんで賽の河原なのかちょっと分からないです。避難小屋のような小屋もありましたが、戸が閉められていて、中をうかがい知ることはできませんでした。

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さて、賽の河原から坂を少し上がると。

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親知らずの頭に到着です。向こうに大菩薩湖が見えますね。ここから下を見ると

 

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介山荘が見えます。介山荘のあるところが、大菩薩峠ですね。よし、岩を下るぞ。

 

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岩と岩の間に、ホタルブクロのような花がひっそりと咲いていました。他には咲いておらず、種が何かの拍子に飛んできたのかな。(チシマギキョウではないですよね?)

 

 

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すぐに介山荘到着です。真ん中のあちら向きの標識は

 

 

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こうなっています。大菩薩峠の標識だったのですね。ここで休憩します。そういえば、ここ介山荘前で休憩し始めたときには、アブやらハエやらが結構まとわりついていたんです。う~~~と思っていたらトンボがいっぱい飛んできて。そうしたら、アブやらハエやらはどこかへ行ってしまいました。トンボえらい。

 

介山荘は左右に店があってその間を通って下山します。ここで介山荘オリジナルバッジを購入しました。

 

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出店みたいです。楽しげです。

 

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介山荘の公衆トイレは比較的綺麗で虫もほぼいませんでした。扉を閉めることにかなり気を遣っているようです。

ここから先は、車も通れる林道になっていて、散歩道のように歩きやすかったですね。これならスニーカーでも来られますね。

 

途中の沢のところで見つけたのですが、これは一体なんでしょうね。

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撮影しているときには、きれいだなーとか思っていたのですが、帰宅してから写真を見るとちょっと不気味だったり。何かの卵とかでしょうか?

 

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下りてくると、家のような建物が。見ると勝縁荘と書いてあります。荘というのですから山荘かな、と思ったのですがどうもやってるようではないし。石碑には、「益田勝俊翁顕彰碑」と。うーん、誰だろう分からない。帰宅してから調べてみると、深田久弥も泊まったことのある山荘で、介山荘の主人のおじいさんが建てたもののようです。

この辺を開いた人なのでしょう。

 

 

さて、その後も散歩道気分で歩いていると富士見山荘というのもあったのですが、これは廃業しているらしく、朽ちていました。富士見山荘を横目に見ながら歩くと、じきに福ちゃん荘に到着です。

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ほうとうを食べたかったのですが、暑かったので、今度寒くなってからまたくることにしました。

 

福ちゃん荘からは、登山時に来た道を途中までたどり、途中から車道に出てみました。結果、車道はつまらないことに決定。登山口のヒュッテ長兵衛に到着しました。

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暑かったのでかき氷を食べましたが、美味しかったー。

 

下山後は、大菩薩の湯に行きました。アルカリ温泉でぬるぬるしたお湯で、気持ちよかったですよ。時間が早かったせいか空いていたし。

ただ、普通にはちょっと遠いかな。大菩薩嶺に行ったときはここにくることにしよう。

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登るのが簡単な百名山ということは知っていましたが、想像より楽でした。とは言え、美ヶ原のように登山にならないのとは違い、唐松尾根~の今回のコースは、変化に富んでいて、周回ができて、それでいて後半楽ちんで、とても楽しめました。相方も満足したみたいです。相方が「また来よう」なんて言うのはほんとに珍しいです。