forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

鯛を捌いてみた。

昨年の年末に「武峰」という野サバキ刀の記事をアップしたが、ブログを書くほどに調べ直すとやはり使ってみたくなった。

 

正直買ってから一度も研いでない(刃こぼれが怖くてほとんど使ってない)ため、切れ味が心配なところであるが、使ってみたくて溜まらなくなったので、魚を捌いてみようと思い立った。

 

「魚を捌いてみよう」と言ったところで、魚を捌いたこともほぼ未経験である。

 

ネットでよく見ているYOUTUBEの動画に、魚釣りの動画をよくアップしているものがあって、自分で釣ったものは自分で調理して食べるというコンセプトがあるので、捌き方が分かる動画もよくアップされていた。それを参考にした。

 

前日の4日も魚を求めてスーパーやちょっと足を伸ばして魚市場に行ってみたのだが、切り身や加工品ばかりで鮮魚がない。

子供の頃は鮮魚が当たり前だったが、今は時代が違うらしい。

 

今日はちょっと地方色の強いスーパーに足を伸ばしてみた。すると、あった。

 

真鯛シマアジメジナ、イサキ、太刀魚、金目鯛がマルのまま売っていた。いずれも刺身もいけるようだ。

 

迷ったあげく、真鯛をチョイスした。迷ったのは結構でかかったのと、値段が高かった。サイズは40cm+で2,000円弱であった。

 

C0001T01.jpg

 

まず、水で洗ったあと、水をかけながら鱗を取る。

その後、腹を割いてワタを取り出す、、ところで身に刃が入らない。。

魚も滑るし何度も失敗してやっと入った。

エラ下から肛門まで開き、刃が内臓を傷つけないよう薄く開いた。

 

ワタを刃で取り出そうとしたが、そううまく扱えなかった。ため、手で取り出す。

うまく全部を取り出せず四苦八苦しながら何とか取りだした。ちょっとまだついているかな?

 

頭を落とした。ここは全く苦労せずに、ざっくり刃が入り、骨のところは上からドンと押せばスッと落ちた。頭大きいな。出汁取りに使おう。

胸びれも刃を当ててこするように押していくとあまり苦もなく切れた。

 

背びれは難しく、刃も入らず、キッチンばさみで何とか取ったが、結構身も持って行かれてしまったような。。

 

三枚に下ろしに挑戦である。

 

背中に刃を入れるが、骨に沿っているのか、身に大分入ってしまっているのかよく分からない。

 

次にしっぽのほうに切り目を入れて、そこから刃を入れて頭の方に捌いていく。

今度はガリガリ音を立ててしまっていて、骨にかかりすぎか?刃もすっと入るところと引っかかるところが順番に出てきてしまう。

 

それでも片方の身が取れた。が、骨側に身がたくさんついている。そげ落として刺身にしましょう。

 

反対側も同じようにしっぽ側に切れ目を入れて、そこから刃を入れて頭側に捌く。同じように骨側に付いた身はそげ落として刺身にする。タタキのようなものだな。

 

落とした身の柵取りをする。中骨を取るために身を触ってみると少しこつこつして骨があるのが分かる。そこを少し大きめに切り取る。うーん、身がいっぱいついている。これは出汁取りにつかいましょう。

 

次は皮剥。ちょっと縦に刃で目を入れてそこから皮をもって身と皮を分離させていくのだが、全く上手くできなかった。動画では簡単そうにやっているのになあ。身がぼろぼろになってしまった。

皮にもいっぱい身がついていたので、そいで刺身にします。

 

もう一つの身は、、、皮剥は止めときました。

 

下ごしらえ完成です。

 

ここから作った料理は、4品。

 

真鯛の刺身 ②真鯛アクアパッツァ ③真鯛のフライあんかけ ④真鯛のムニエル焦がしバターで。

 

 

あれだけの大きさの鯛で柵取りの半分を使ったくせに、これだけ?とか刺身の身がぼろぼろとかは言わないことにした。

 

大成功とは言えないが、まあ、楽しくできたかな?

ちょっとだけ手を切ったけど。。