forestline’s blog

山にはまったダイバーのブログです。

西穂高独標(西穂山荘~独標)

昼ごはんを食べて少し元気を回復し、西穂山荘を出発します。

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11:25AM

 

 

 

西穂山荘を出てからすぐは岩を渡る感じ。登りにくいですが、山荘がだんだん小さくなって行きます。

目標物があるとどれだけ高度を稼いだか分かるので励みになりますね。
岩渡りが終わると比較的歩き安い道に。周りにはハイマツや他の植物もあり、写真を撮ります。

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11:40
このあたりまではまだ元気

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11:40AM
周りも変化があり、楽しく登れます。

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11:41AM
視界が開けると下の方が見えます。上高地が遥か下に。赤い屋根の建物はなんだろう?帝国ホテル?

上を見上げると、ついに目的地が見える。しかし、遠い・・・着けるのか?!

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11:42AM
右から丸山、独標、西穂

足場はそれほど悪くなく、ダートな坂を登っていく感じ。それでもだんだん疲れてきました。
やっと西穂岳丸山山頂へ到着です。

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11:51AM
こういう区切りがあると励みになります。

まあ、丸山は山頂といっても何ていうか丘という感じ。写真だけ撮って、先に行きます。これから、独標までの道のりがはっきり見えるのですが、足場はゴロタ石ばかり。

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11:57AM
写真では楽そうですが、常に足元がぐらぐらして不安定な中ずっと登るので以外と体力を消耗します。

独標は見てても近くならないので、後ろを振り返り丸山を見て、歩いた距離を実感し、自分を励まします。

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12:05PM
この写真だと石が結構大きいのが分かりますね。

がんばって歩いていくとやっと独標が近くに見えてきます。もう少し、もう少し。。。きつい。。

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12:27PM
右の台形の岩山が後に書きます「へそ」です。その隣の台形の岩山が独標。この写真では独標の方が低く見えますが・・・。真ん中の△の穂が西穂高山頂

休む回数が増えて来ました。10分歩いては休みます。人に抜かれるのは気にする余裕もありません。足は乳酸でパンパン。息も切れる。山荘ではあんなに涼しかったのに暑い。首から提げたカメラの重さまでもきつい。。やめたい、、だけど登りたい。。

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12:37PM
雲が少しずつ広がってきています。

疲れているのに斜度は少しずつ急に。尾根も細く、あまり踏み外すと谷に転落してしまいそう。元気なら気にならないのだろうけど。

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12:38PM
足元の岩もぐらぐらするので、手も使いながら登ります。

独標手前にミニ独標ともいうべき小さい岩のへそがあります。これは急な岩登り。ここを登るのかー。こんなの登れんのかー。疲労困憊だけど、緊張が走ります。

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12:47PM
歩くべきところに○が書かれています。歩いちゃいけないところには×が。油断してヘマするとやばいです。

へそを何とか乗り越えて休憩。
休憩中、後からきたどこかのおばさんに「がんばって下さいねー」と声をかけると「おやおや掛け声ばかりで前に進まないねえ」・・・・・ほっとけ

さあ、後は最後の独標の岩登り。下から見ると垂直に近い。ちょっと怖い。上も下も見ず、ただ○印を見ながら三点確保しながら登りました。ここではさすがに疲れたとか言ってられない。でもきつい。。そしてやっと

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13:01PM
やっと、やっと、やっと登頂!

疲れてしまって、息が切れてしまって、何度も何度も何度も休んで、もうやめたいと思いながらも一歩25cmずつ牛歩の歩みでも頑張って登れました。

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13:10PM
2701m。登山したって感じ。

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13:18AM
独標から見る青空は青い。2700mの青さです。何か自分的にすごく頑張ったので余計青く見えた。

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13:19PM
独標から上高地方面。さっきよりずいぶん高いですよね。吹き付ける風も冷たいー!

すぐ隣には西穂岳の穂が。西穂まで行く体力も気力も時間もないのは自明でしたけど、行きたかった。あの穂の上にいつか立ちたい。

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13:20PM

そう思いながらも、下山の時間を考えるとそろそろ戻らなくてはいけません。雲行きも怪しくなってきています。

さあ、戻ろう!

 

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